会長挨拶(第1報)

第31回日本助産学会学術集会開催にあたって

家族の調和をはかる助産学

第31回日本助産学会学術集会会長 葉久 真理

(徳島大学大学院医歯薬学研究部助産学分野 教授)

このたび,第31回日本助産学会学術集会を,2017年3月18日(土),19日(日)の日程で阿波の国『徳島』で開催させていただくこと大変光栄に存じます。本学術集会にご参加くださいます皆様を歓迎し,ご挨拶を申し上げます。

第31回日本助産学会学術集会は,「家族の調和をはかる助産学」をテーマに,様々な状況にある女性とその家族への支援を学び考える機会となるようプログラムを構成いたしました。

「家族の調和」は,家族の有り様により異なり,多くの人や物との関係の中で影響を受けながらその形を変えていきます。医療の高度化が進む中,価値観の多様化とともに社会規範のゆらぎも指摘されています。また,産後クライシスや産後うつ,虐待など地域や家族の絆の喪失と思える状況も増加傾向にあり,これらの状況を防ぐ手立ての検討が急がれます。このような中,本学術集会への演題登録数は,一般口演86題,ポスター発表106題であり,助産学研究が年々活発に行われ,日本助産学会学術集会が,研究や実践の成果を共有する場となっていることを実感しております。

 今回の学術集会では,1)定時社員総会・定時学会総会同時開催(2017年3月17日(金)13:00〜14:30),2)市民公開教育講演と市民公開特別講演の開催:日本助産学会での方針である『一般女性が参加可能なプログラムを組み入れること』を受けて,本学術集会では市民公開講座の他に,市民公開教育講演と市民公開特別講演を企画し,妊産婦はじめ一般女性にも情報提供を行います。女性とその家族を中心として社会に開かれた学会を目指して企画いたしました。

徳島での開催は,1997年に第11回の学術集会を竹内美恵子先生が開催されて以来20年ぶりの開催となります。夏の阿波踊りの時期しか賑わいがないといわれる徳島ですが,阿波踊りに勝るとも劣らぬ熱気と感動を感じていただける学会を目指して,企画委員・実行委員一同,心をこめて準備いたしました。

Family,Harmony,Midwifery をkeywordに,豊かで幸せな未来の創造と家族の調和をはかる助産学を探求していく機会となることを願っております。

本学術集会の開催にあたり,皆様の温かいお力添えに心より感謝申し上げます。